Webライター必見!直接契約のメリットや流れ、注意点を徹底解説

清水裕貴

Webライターを始めて慣れてくると、「単価を上げたい」と思う方も多いことでしょう。

Webライターが単価を上げるためには「直接契約」が非常に有効です。

「直接契約って聞いたことはあるけど、どうやるの?」「直接契約ってなんか怖いな」と疑問や不安を抱く方もいますが、ベテランWebライターの多くはクライアントと直接契約を結び、高単価案件をこなしています。

つまり、直接契約は内容と注意点を理解していればベテランWebライターのように稼ぐことができ、独立も夢ではありません。

そこで本記事ではWebライターが直接契約を獲得する手順とメリット・デメリット、注意点などを解説します。

Webライターとして今よりも稼ぎたい方は必見の内容となりますので、是非ご一読ください。

Webライターが直接契約をするメリット3選

通常Webライターはクラウドソーシングサイトを通して案件をもらうことが一般的ですが、ある程度経験を積み「単価を上げたい」と思った時に直接契約は有効な手段です。

直接契約のメリットは以下の3点です。

  • 手数料を削減できる
  •  単価交渉ができる
  • 長期継続が期待できる

順に解説していきます。

手数料を削減できる

Webライターとして稼ぐためには、手数料の削減は文字単価を上げるのと同じぐらい重要です。

Webライターを始めたばかりの方の多くは、クラウドソーシングサイトを使って案件を獲得します。

特に多いのが「クラウドワークス」「ランサーズ」です。

クラウドソーシングサイトは初期費用が掛からないため手軽に利用ができ、特に上記2つのサイトはWebライティングの案件が豊富で、自分のレベルに合わせた仕事が受注できます。

しかし、手数料が発生するためクラウドワークスであれば報酬額により変動しますが、10万円以下の場合が20%、ランサーズは契約金額の16.5%が報酬から引かれます。

仮にクラウドワークスで5万円の案件をこなした場合、20%である1万円が引かれ、手取りは4万円です。

直接契約であれば本来もらえる1万円が差し引きされることがないため、「手数料の削減」はWebライターとして稼ぐために重要といえます。

出典:ワーカーシステム手数料【ランサーズ】

出典:ワーカーシステム利用料【クラウドワークス】

単価交渉ができる

文字単価を交渉で決められるのが直接契約におけるメリットの1つです。

通常クラウドソーシングサイトであれば、文字数報酬額が決まった案件に対してWebライターが応募します。

そのため、最初から単価交渉をするのは難しく、ある程度案件をこなしクライアントとの信頼関係を構築してから単価交渉をするのが一般的です。

一方で、後述するWantedlyミライトマッチであれば、自分で企業に直接営業をかけるため報酬の交渉が自然な形で可能です。

文字単価1〜2円であれば単価交渉はそう難しくないため、報酬を上げたいWebライターは次のステップに進むためにも、直接契約をしましょう。

長期継続が期待できる

企業がクラウドソーシングサイト経由での契約ではなく直接契約を前提としている際、長期的な視点でWebライターとの付き合いを望む場合が多いです。

その理由は、企業が直接契約を結ぶメリットに起因しています。

企業が案件を依頼する際、クラウドソーシングサイトにもよりますが案件ごとに依頼や契約を結ぶ場合が多く、単発の依頼ならいいですが長期契約で案件の度に契約を結ぶことは企業にとって手間です。

直接契約では、一度契約書を結べば上記のような手間が省けるのが企業側のメリットといえます。

また、クラウドソーシングサイトで案件募集をしている企業の多くは単発案件が多く、私の肌感覚では長期契約と短期契約の割合は半々といった印象です。

それに比べ、後述するWantedlyミライトマッチなどの「直接契約」を前提としたサイトでは単発案件はほとんどなく、長期継続を前提とした案件が大半を占めています。

このことから企業側が直接契約を前提としている際は、基本的に長期契約が期待できるといえるでしょう。

Webライターが直接契約を獲得する方法5選

Webライターが直接契約を獲得するメリットはお伝えしましたが「実際どうすれば直接契約が獲得できるの?」と疑問を抱く方も多いことでしょう。

そこで、本記事ではWebライターが直接契約を獲得する方法を下記の5つ紹介しますので、可能なものから挑戦しましょう。

  • 求人サイトの業務委託案件に応募する
  • SNSを活用して営業する
  • メディアに直接営業する
  • ブログを活用して営業する
  • リアルな場での営業をする

それぞれ詳しく解説していきます。

求人サイトの業務委託案件に応募する

求人サイトは転職を支援するものだけでなく、企業と直接契約が結べるサイトもあります。

求人サイトに掲載している企業は、広告費を払ってワーカーを探しているため契約につながりやすく、手当たり次第企業に営業をかけるより契約に結びつきやすい点が魅力です。

求人サイトは多数ありますが、本記事では「ミライトマッチ」「Wantedly」をオススメしています。

求人サイトミライトマッチWantedly
特徴ライターに特化した求人サイト直接契約・高単価・継続案件に重点を置いている(文字単価2円以上)業務委託や転職ができる企業情報がかなり詳しく記載されているカジュアル面談から入る企業が多い
手数料初回契約時のみ22,000円(税込)無料

上記が「ミライトマッチ」「Wantedly」の基本情報です。

それぞれ詳しく解説していきます。

ミライトマッチ

ミライトマッチはライターに特化した求人サイトです。

ミライトマッチは人材の買い叩きをなくす目的の元、企業が発注できる金額に文字単価2円以上の基準を設けています。

高単価案件のみが掲載されていて魅力的ですが、その分企業の求めるレベルが高い印象です。

ミライトマッチに登録しているライターやディレクターの8割は歴2年以上で、専業のライターは500名以上います。

そのため、案件獲得のレベルは高くなりますが腕に自信のある方にはオススメです。

また、初回契約時に22,000円(税込み)が手数料として発生し「少し高いな」と思うかもしれませんが十分に元はとれます。

例えば、20,000円の案件を月に1件1年間継続した場合の比較が以下の通りです。

一般的なクラウドソーシングサイト:20,000円−(20,000円×手数料20%)×12=192,000円

ミライトマッチ:20,000×12−22,000=218,000円

つまり、長期的な目線で見ると初回契約時に22,000円の手数料が発生するミライトマッチの方が報酬が発生するたびに手数料が引かれる一般的なクラウドソーシングサイトよりお得です。

参照:ミライトマッチ

出典:ミライトマッチとは?評判・口コミ・料金を解説! – 起業LOG SaaS

Wantedly

Wantedlyは、ミライトマッチとは違いライターに特化した求人サイトではありません。

しかし、手数料が無料で「Webライター転職」の募集も多く、直接契約も見込める優良求人サイトです。

Wantedlyは企業情報がかなり詳しく記載されているのが特徴で、自分が求める仕事内容とマッチしているか判断材料にできます。

また、応募していきなり採用試験ではなく、カジュアル面談から入り「自社との適合性」を確かめる企業が多い印象です。

応募する際は「今すぐ一緒に働きたい」「まずは話を聞いてみたい」「少しだけ興味があります」この3項目から選択でき、自分の目的に合わせて気軽に応募できるのも魅力です。

参照:Wantedly

SNSを活用して営業する

SNSを活用して企業と直接契約をする方法があり、なかでもX(旧Twitter)は案件が多くオススメです。

Xで直接契約を獲得する方法は「応募」「募集」があります。

下記のように、企業または個人が案件を受けてくれるWebライターを募集している投稿に対して、アクションを起こす方法が「応募」です。

出典:https://x.com/tomato1963291/status/1868888064141246524

上記のようにXには随時Webライターを募集している投稿があるので、自分で気に入った投稿にコメントやDMを送ることで案件獲得につながるでしょう。

また、募集は応募の逆で下記のように自分のプロフィールや投稿にポートフォリオや実績、経歴などを書き込み企業からの依頼を待つスタイルです。

出典:https://x.com/Lisa_webwriter

自分で営業をかける必要がないため、手間は省けますがある程度の実績がなければオファーがくることはありません。

逆に企業の目を引く実績やポートフォリオがあれば、「プロフィールに情報を入力する」「ツイートでポートフォリオをアピールする」などの少ない労力で仕事をもらえるのが魅力です。

上記の理由からSNSで直接契約を狙う際に初心者は「応募」で、ある程度の実績がある方は「募集」をすることをオススメします。

メディアに直接営業する

インターネット上の無数にあるメディアの中から、自分の書きたいジャンルに合っているものを選び直接メール電話営業をかけてみましょう。

メディア運営には、定期的な記事の更新やリライトが必要なため、常にWebライターが不足している可能性があります。

タイミングにもよりますが、直接契約獲得できるかもしれません。

また、メディアサイトにもよりますが定期的にライター募集の告知をしているところもあるので、普段からチェックしてチャンスがあれば積極的に応募しましょう。

ブログを活用して営業する

自分の運営しているブログが企業の目に留まれば、直接仕事のオファーが来ることがあります。

Web業界は人手不足の企業が多く、普段から優秀な人材をスカウトしたいと考えている人がブログを見ている可能性があるためブログ運営はオススメです。

そのため、案件募集の告知案件依頼用の連絡先を載せるなどして企業が連絡しやすい導線を意識しましょう。

しかし、良質なコンテンツを提供しなければ、仮に企業が見てもオファーが来ることはありません。

検索結果で上位表示されるようなSEOを意識した記事の執筆を心がけましょう。

また、Webライターがブログを始めるメリットは他にも多くあるので、詳しくはこちらを参考にして下さい。

参照: Webライターはブログ運用をするべき?メリット・デメリットを解説

リアルな場での営業をする

交流会イベントなどのようにリアルな場で営業をして直接契約を獲得する方法もあります。

コロナをきっかけにオンライン上のコミュニケーションが増えてはいますが、画面越しで話したり文面でやり取りしたりするより対面の方が信頼を得やすいのが特徴です。

しかし、初対面の相手が「ちょうどWebライターを探しているんだよね」というケースは滅多にありません。

そのため、あくまでも今すぐにではなく、その人が将来的にWebライターを必要とした時の契約につなげるつもりで営業しましょう。

オススメは経営者が集まる交流会です。

経営者は「集客」を課題にしているケースが多く、経営ジャンルにもよりますがWebでの集客を試みた時にWebライターやWebマーケターが必須になります。

その時「あの人に相談してみよう」と思い出してもらえるように、名刺交換やSNSを相互フォローするなどして、とにかく相手の記憶に残しましょう。

直接契約した際の仕事をする流れ5ステップ

前述しましたが、クライアントと直接契約を交わすことで単価交渉長期契約を期待できます。

ここからは実際に直接契約した際の仕事をする流れについて解説していきます。

手順は以下の通りです。

  1. 契約書を交わす
  2. スケジュールと案件内容の確認をする
  3. 記事を執筆し納品する
  4. 請求書を作成し送付する
  5. 指定日までに入金されたか確認する

順番に解説していきます。

契約書を交わす

直接契約の旨が決まったら初めにクライアントと「契約書」を交わします。

一般的にはクライアントが作成した契約書にWebライターが内容を確認して署名します。

契約書の多くは書類郵送ではなく、Web上で完結するため難しくはありません。

ただし、署名する際に「契約書の内容」には充分注意しましょう。

明らかに受託者(Webライター)に不利な内容で署名してしまうと、後々トラブルの原因になりかねません。

例えば「記事に関して問題が発生したら、すべて受託者の責任とする」といった条文があるとします。

この場合、「問題」の定義が広すぎて悪質なクライアントに難癖をつけられ、損害賠償を請求される可能性もあります。

このように明らかな受託者(Webライター)に不利な条文を見つけたら、クライアントに修正をお願いするか、それを承諾してもらえない時は契約を破棄しましょう。

「せっかく直接契約できたのに契約破棄なんてもったいない」と思うかもしれませんが、悪質なクライアントに損害賠償を請求されたり、記事の修正を永遠とさせられたりするよりは遥かに賢明です。

あくまでもWebライターにとって「直接契約」は単価を上げるための手段であり、目的ではありません。

悪質なクライアントを避けるためにも、必ず契約書は念入りに確認してから署名しましょう。

スケジュールと案件内容の確認をする

契約書を交わした次は、「スケジュールと案件内容」の確認をしましょう。

具体的にはキーワードや記事の執筆マニュアル、納期の確認などです。

納期は「月に何本」「キーワード選定後の何日以内に納品」など、クライアントによって異なりますが、あくまでも自分が対応できる範囲で受けましょう。

通常、納品本数は契約前にクライアントと話し合って決めますが、いざ契約してクライアントによっては契約時よりも多い本数を希望することもあります。

その場合は自分の対応できる範囲で受けましょう。「記事を量産する」ことも重要ですが、あくまでそれは「納期を守る」前提の話です。

多くの記事を納品しても納期を守れなければ、クライアントの信頼を失いかねません。

そのため、納品本数は自分ができる範囲で受けましょう。

記事を執筆し納品する

クライアントにもよりますが、通常執筆の流れは以下の通りです。

  1. 記事の構成を作成
  2. ディレクターのチェック
  3. 問題があれば修正
  4. 本文の執筆
  5. ディレクターの確認
  6. 専門家の監修
  7. 問題があれば修正

上記の手順はあくまでもクライアントによって異なります。

特に専門性の高いジャンルである「法律」「金融」「医療」などに関する記事は誤った情報を開示すると企業の信用問題に直結するため、厳しい専門家の監修が構成段階から入ることもあります。

そのため、上記ジャンルに携わる際は特に念入りなリサーチを心がけましょう。

指摘された箇所をWebライターが修正後、再度提出し「OK」が出れば納品完了です。

請求書を作成し送付する

直接契約ではクラウドソーシングサイトとは違い記事を納品後、自分で請求書を作成しクライアントに送付する必要があります。

請求書はExcelGoogleスプレッドシートGoogleドキュメントWordなどの「表計算ツールや文章作成ツール」もしくは、freee業務委託MISOCAなどの「請求書作成サービス」を活用するのが一般的です。

本業が経理関係でもない限り「請求書作成」は馴染みがなく、慣れるまでは大変です。

そこで本記事では操作の簡潔さと利便性を加味して「freee業務委託」をオススメしています。

freee業務委託は契約締結から請求に必要なデータ抽出まで一つのプラットフォームで完結し、電子帳簿保存法に対応した書類の発行・保存が可能で確定申告時にも活用できる点が魅力です。

また、操作方法も簡潔で「請求書を作成する」ボタンから各項目を記載するだけであるため、請求書作成が初めての方にもオススメです。

請求書の記載項目には請求金額源泉徴収税振込先などがあります。’

クライアントは請求書を基に報酬を支払うため、間違いのないよう指定日までに請求書を作成しクライアントに送付しましょう。

また、請求書作成において間違いやすい点は「消費税の扱い」「源泉徴収の有無」です。

消費税の扱いにはそれぞれ計算の異なる内税と外税があり、クライアントによって違うため必ず確認しましょう。

参照:freee業務委託管理(旧pasture) – TOP

指定日までに入金されたか確認する

最後に支払い期日までに請求書に記載した金額が指定された口座に入金されているか、必ず確認をしましょう。

万が一、振り込まれていない場合は「請求書の記載ミス」「クライアントの手違い」どちらかが考えられます。

直ちにクライアントに確認をとり、確実に報酬を受け取りましょう。

Webライターが直接契約をするデメリット

前述でWebライターが直接契約をするメリットをお伝えしましたが、もちろんデメリットもあります。

Webライターが直接契約をするデメリットは以下2つです。

  • 事務作業が増える
  • 契約を打ち切られる可能性がある

上記のようなデメリットも見受けられますが、それに対する対策も記載していますのでしっかり理解した上でリスクを減らしましょう。

事務作業が増える

直接契約はクラウドソーシングサイト経由に比べて事務作業が増えます。

事務作業には契約書の確認請求書の作成、振込み確認などの作業が挙げられます。

また、Webライターが直接契約をすることで所得が増え、年間20万を超えると副業であっても確定申告の義務が生じるので注意しましょう。

確定申告には「青色申告」「白色申告」があり、本記事では白色申告より手間はかかりますが、節税効果の高い青色申告をオススメします。

しかし、青色申告をするためには「雑所得」ではなく「事業所得」を証明する必要があります。

Webライターの場合は所得の他に事業で使用するパソコンの購入代や通信費、打ち合わせや取材の交通費などの「請求書」「領収書」をまとめた帳簿の保存が必要です。

これらの事務作業が増えるのは、直接契約のデメリットの1つといえます。

契約を打ち切られる可能性がある

直接契約は場合によっては契約を打ち切られる場合があります。

それは、こちらからクライアントに直接契約を持ちかけた時です。

クラウドワークスやランサーズなどのサイトは基本的に直接契約ができません。

しばらく案件をこなし、ある程度の信頼関係を築いてから直接契約を持ち出す際は、断られても契約が打ち切られることはないでしょう。

しかし、最初の段階で直接契約を持ち出してしまうと、クライアントから「ルールを守れない人」という印象を持たれてしまい契約を打ち切られる可能性があります。

直接契約を切り出す際は、あくまでもクライアントとの信頼関係が構築されてからにしましょう。

Webライターが直接契約を獲得する上で意識するポイント

Webライターが直接契約を獲得するメリットやデメリットをお伝えしましたが、そもそも直接契約は簡単に獲得できるものではありません。

クラウドソーシングサイトを経由しない直接契約には、トラブルが発生した時に自己責任となるためリスクが生じます。

そのため、直接契約を獲得するには以下の点を意識して案件獲得に繋げましょう。

  • ポートフォリオを用意する
  • ビジネスパーソンとして行動する
  • 契約に関する知識を身につける
  • 営業力を身につける

それぞれ詳しく解説していきます。

ポートフォリオを用意する

クライアントと直接契約をする場合、ほぼ確実にポートフォリオの掲示が必須になります。

その理由は、クラウドソーシングサイトと違い実績が分からないためです。

そのため、Webライターとしてのスキルを計る判断材料として、以下のポートフォリオの掲示が求められます。

  • 自分の執筆した記事
  • 自分で運営しているブログ
  • SEOの実績(上位表示獲得経験)

SEOの実績があれば理想ですが、無い場合は自分の運営しているブログや自分の執筆記事でも構いません。

とにかくポートフォリオの掲示が「直接契約を獲得する最低条件」と思って準備しましょう。

ビジネスパーソンとして行動する

自分の書いた記事が企業の未来を大きく左右することを理解して、責任感を持ったビジネスパーソンとして行動しましょう。

クライアントが企業である以上、自分の書いた記事が多くの人の目に留まり、その企業だけでなくビジネスを動かす可能性すら秘めています。

逆に言えば、誤った情報が記載された記事を納品しそれを公開したクライアントが信用問題に問われる可能性もあります。

特にChatGPTを使用した際は、その情報が本当に正しいか自分の目で必ず確認してから納品するようにしましょう。

契約に関する知識を身につける

自分の身を守る意味でも契約に関する知識は身に付けましょう。

特に契約書を交わす際は細心の注意が必要です。

前述しましたが、悪質なクライアントであれば契約書を明らかにWebライター側に不利な内容にすることもあります。

明らかに不利な契約書を交わすと、後々トラブルの原因になりかねません。

直接契約をする際は、自分の身を守るためにも細心の注意を払い、特に契約書にはしっかり目を通しましょう。

営業力を身につける

大前提ですが、直接契約はよほどの実績がないかぎり受け身では獲れません。

つまり、直接契約を獲得するためには「営業力」が必須となります。

「営業力」とはすなわち「提案力」です。

「自分がクライアントの課題解決に貢献できることは何か」と考え、その答えを「提案」することでクライアントも「この人なら課題解決に貢献してくれそうだな」と思い、契約につながります。

例えば英会話スクールを運営して新規集客に悩んでいるクライアントに向けて書く提案文であれば、「自分の海外留学の経験を基にユーザー目線の記事が執筆できます」といったような自分の経験を活かせる提案をすると良いでしょう。

Webライターはあくまでもクライアントがいなければ仕事ができません。

直接契約に関わらず、案件を獲得した際には常にクライアントの課題解決に貢献できるかを考えましょう。

Webライターが直接契約を取る際の注意点

Webライターが直接契約を取る際の注意点は以下の2つです。

  • トラブルがあっても自己責任
  • 実績やポートフォリオが必須

直接契約してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、これらをよく理解した上で直接契約を結ぶようにしましょう。

トラブルがあっても自己責任

基本的にWebライターは、直接契約したクライアントとの間にトラブルが発生した場合、自分で解決しなくてはなりません。

クラウドソーシングサイト上での案件であれば、トラブル発生時には運営会社が間に入りますが、当然直接契約にはそれがありません。

そのため、契約時点でお互いの認識に相違がないようにしっかり確認しましょう。

特に、月の納品本数報酬支払い期日などは明確にした上で契約書にも相違がないか確認してから署名するようにしましょう。

また、可能であれば自分より経験があるWebライターと交流を持っておくことで、困った時に相談ができます。

確定申告請求書の作成など駆け出しWebライターにとって、「記事の執筆」以外での作業は分からないことだらけです。

そのような時、気軽に相談できるWebライターとの交流があると頼りになるため、SNSコミュニティを通して、積極的にWebライターと交流を持つようにしましょう。

実績やポートフォリオが必須

Webライターが直接契約を獲得するには、ある程度の実績とポートフォリオが必須です。

当然ですが、企業はあなたのことを何も知りません。

つまり、自分がどんな記事を書いてどんな実績があるのかを掲示しなければ、企業はあなたと契約する理由がありません。

そのため、実績ポートフォリオは必ず用意しましょう。

しかし、ポートフォリオはともかく普通のWebライターでは実績の用意は難しいところです。

なぜなら、よほどレベルの高いWebライターでなければ通常クライアントに記事を納品するまでが仕事であり、その先にある上位表示の結果までは携われないためです。

そこで、本記事では実績作りにブログ運営をオススメしています。

自分のブログであれば上位表示の結果が把握でき、それがクライアントが運営するメディアと同じジャンルであれば興味を持ってもらえる可能性が高く、契約につながることもあります。

そのためWebライターが直接契約を獲得するために、必ず実績やポートフォリオを用意しましょう。

まとめ

本記事では、Webライターが直接契約をする手順やメリット・デメリット、注意点について解説しました。

Webライターが今より稼ぐために直接契約は非常に有効な手段です。

本記事で紹介したWantedlyミライトマッチを活用して、クライアントと直接契約を交わしましょう。

しかし、直接契約にはデメリットもあることを忘れてはいけません。

トラブルを避けるためにも「契約書」を交わす際は、必ずよく確認してから署名するようにしましょう。

Webライターで「単価を上げたい」と思った時に直接契約は避けては通れません。

メリットとデメリットをよく理解した上で、直接契約を交わし単価を上げましょう。Wantedlyを試してみる

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ABOUT ME
清水裕貴
清水裕貴
SEOコンサルタント/Webライター講師
【SEOコンサルタント歴6年・ライター講師歴2年】 Webマーケティング会社に4年間勤務し、企業様相手にSEOコンサルタントを務めたのちに独立。現在はフリーランスとしてSEOコンサルタントをしつつ、ライター活動をしつつ、ライター講師も行っています。
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